ピアノのグレードを受けたい

ピアノを習っている子供たちは多いと思いますが、なかなかやる気が持続しない、練習がはかどらない、どう練習していいかわからないなど悩みは人それぞれ違います。

多くのピアノ教室は、発表会を開催していると思いますが、発表会が終わった後のモチベーション作りとしてピアノのグレード試験を受けるのはいかがでしょうか?

北海道でこどもから受けられるのピアノグレードについて調べてみました。

2023年6月更新



目次



ヤマハグレード


ヤマハ教室に通っているとほとんどの方がご存じかと思います。
ピアノのグレードは13級から2級まで級があります。
鍵盤初心者を対象とした13〜11級、学習者のための10〜6級、5級から3級が指導者や専門家やより高い演奏力を目指す方、2級は演奏家むけの資格となります。
現在1級は試験がないそうです。

所定の用紙に受験料を添えて申し込みます。所定の用紙は先生やヤマハ音楽教室にお尋ねください。


【13級~11級 】

ヤマハ音楽振興会が認定した試験官(レッスン担当の指導者)が一人で実施します。
スケジュールなどは試験官が決めます。
指導者が試験官の認定を受けていない場合は受験できません。


【10級~6級】

A、Bコースがあり、Aコースは演奏中心に学習されている方向け、Bコースは音楽を総合的に学習されている方向けです。
ヤマハ音楽教室に通っていない場合でも、受験できます。

Aコース Bコース
①自由曲
②課題曲
③初見演奏
①自由曲
②初見演奏
③伴奏付け(10~8級)
 即興演奏(7、6級)
④聴奏

【5級~3級】

ピアノ演奏グレードと指導グレードがあります。
いずれも年齢や学歴などの制限はありません。

演奏グレード指導グレード
①即興演奏
②初見演奏
③楽曲演奏
[実技試験]
①ソルフェージュ(ピアノ使用)
②鍵盤実技(ピアノ使用)
[筆記試験]
①聴音
②楽典(5級)
 楽典・和声法(4級)
 混声合唱編作(3級)
③コード進行法

【2級 】

札幌では受験できませんが、楽曲演奏6曲と即興演奏があります。
一年で数名しか合格できない厳しい試験です。

『ヤマハグレード』のウェブサイトへ

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カワイグレード

16級から7級のグレードテストはカワイ音楽教室や特約店などの生徒用ですので、カワイに関係ない教室や個人での受験はできません。
6級から2級は音楽指導者や演奏会を目指すためのグレードで、どなたでも受験できます。初めて受験する方は「演奏グレード」から受験し、「指導グレード」は「同級の演奏グレードを取得済み」か、「同級の演奏指導を同時受験」であれば受験できます。

Webから申し込みます。


【16級~7級】

課題区分があり、「区分A」「区分B」は新旧のカワイ教材からの出題、「区分C」はカワイ教材以外の課題曲が選べます。

原則として16級より順番に取得してますが、初めて受験する場合は、グレード認定委員会によるレベル判定にて受験級を決定します。
ただし、「区分C」はレッスン進度やレベルから指導者(会員)が判断します。

曲は指定された曲の中から2曲を演奏します。

「カワイおとなのグレードテスト」も12級から7級まであり、12歳以上のカワイ音楽教室などの生徒さんが受験できます。
おとなのグレードには「クラシックピアノコース」と「ポピュラーピアノコース」があり、指定された曲の中から1曲を演奏します。
受験を開始する級は問いませんが、受験した級が認定された後は順番に受験します。
曲は指定された曲の中から1曲を演奏します。


【6級~2級】

音楽指導者、演奏家を目指す方を対象にした検定です。
「演奏(実技)グレード」は優れた演奏家の育成を目的とした検定、「指導(筆記)グレード」では、音楽指導者のための基礎的な知識や能力を問う試験です。ピアノの「演奏グレード 」2級まで、「指導グレード」は3級まであります。
いずれも「ピアノ グレードテスト」と「ポピュラー ピアノグレードテスト」があり、試験内容が異なっています。

ピアノグレードポピュラーピアノグレード
演奏グレード[6級~3級]
①課題曲
②自由曲
③伴奏付け
[2級]
オリジナルプログラム
[6級]
①課題曲1(ポピュラー)
②課題曲2(バッハ)
③メロディ&ベース奏
④コード&ベース奏
[5級]
①課題曲1(ポピュラー)
②課題曲2(バッハ)
③1段譜演奏
④弾き歌い
[4級]
①自由曲
②マイナスワン演奏
③1段譜演奏
[3級]
①自由曲
②マイナスワン演奏
③1段譜演奏
④移調伴奏
[2級]
①オリジナルプログラム
指導グレード [6級~5級]
①筆記
②和声
③聴音
[4級]
①筆記
②和声
③初見奏
[3級]
①楽興分析
②ピアノ譜作成
③初見奏
[6級]
①筆記
②和声
③聴音
[5級]
①キーボード・アレンジ(ピアノ譜作成)
②和声
③聴音
[4級]
①キーボード・アレンジ(ピアノ譜作成)
②和声
[3級]
①編曲

『カワイグレード』のウェブサイトへ

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英国王立音楽検定
(アソシエイテッド・ボード検定)
ABRSM EXAMS


世界最大規模の検定で、4つの英国王立音楽大学のもとに設立されました。
実技と理論を併行して学ぶことにより、バランスよく音楽水準を上げることができます。
約90ヶ国で毎年約63万人以上が受験されており、留学などお考えの方は上位のグレードをとって履歴書に記載するのも良いかと思います。

ピアノやバイオリンなど35種類の楽器や声楽の「実技検定」、筆記試験の「理論検定」があり、グレードは1~8まであります。
その他初心者を対象とした、合否判定のないプレパラトリーテスト、21歳以上の大人の方を対象としたパフォーマンス・アセスメント、グレード8以上の専門的なディプロマがあります。

2020年度は岩見沢で検定が行われました。グレード1~5の理論検定はオンラインで行われます。理論検定グレード6~8は東京会場でありますが、東京以外で受験を希望する方は事務局までご連絡してくださいとの記載があります。

プレパラトリーテスト初心者を対象とした約10分間の検定で合否の判定はなし
・練習曲(基礎テクニック)
・課題曲1曲(ピアノ以外は無伴奏曲)
・自由曲1曲(歌の場合は16-20小節以内)
・聞き取りゲーム(簡単な聴音)
グレード1~8の実技試験は以下の内容です。
①課題曲3曲演奏(暗譜不要)
②スケールとアルペジオ(暗譜要)
③初見演奏
④オーラル・テスト(聴音課題)
グレード1ピアノをはじめて1年以上の方を対象です。
バッハやモーツァルトのメヌエット程度の課題曲です。
グレード2、3準中級レベルで、ブルグミュラーの練習曲や簡単なソナチネ程度の課題曲です。
グレード4、5中級レベルで、バッハのインベンションやソナチネ、ソナタ程度の課題曲です。
グレード6、7ツェルニー40番以上のテクニックの中上級レベルです。バロック、古典派、ロマン派、近代などの課題曲です。
グレード8英国の音楽大学入試にも匹敵する上級レベルです。バロック、古典派、ロマン派、近代などの課題曲です。
パフォーマンス・アセスメント21歳以上で15分以内の自由曲を弾き、アドバイスを受ける検定で合否の判定はありません。
初心者から、上級者まで幅広く受験できます。
ディプロマ英国の音楽大学の1年次から3年時終了と同等の学位資格、ARSM、DipABRSM、LRSM、FRSMが取得できる検定です。
リサイタルとプログラムノート(演奏曲目の解説)の提出、口頭試問、初見演奏があります。

『英国王立音楽検定』のウェブサイトへ

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